北栄町でのお墓じまいの様子。安心してご相談ください

倉吉市、北栄町、琴浦町をはじめ、鳥取県中部にてお墓・石材のお仕事をさせていただいております景山石材です。今回は、北栄町でのお墓じまいの様子をご紹介いたします。

 

北栄町でのお墓じまい 3件

 

1件目

こちらは、今から20年ほど前に当社で建立させていただいたお墓です。一人っ子のお子様を亡くされて、ご両親様からご依頼いただいてお墓を建立させていただきました。

 

将来的には後を継ぐ方がいなくなるため、当時何度もお話をさせていただきましたが、大切なお子様を亡くされたご両親様が「どうしてもお墓を建てて供養してあげたい」と建立を希望されたので、心を込めて建立させていただいたことをよく覚えております。当時ご依頼いただいたそのご両親様も亡くなり、ご主人のご兄弟様から、このままにしておくわけにはいかないからとのことで、お墓じまいをお願いしますとご依頼いただきました。「自分もいつまでもお墓参りをしてあげられないから」と、後の世代に負担になることのないようにお墓じまいを決心されたそうです。ご遺骨は、ご両親様とお子様ご一緒に、永代供養墓へ移されるとのことでした。

 

お寺様とお施主様で法要をされ、ご遺骨の取り出しをお手伝いして、お墓じまいの工事をさせていただきました。

 

2件目

こちらも同じ北栄町のお寺様の墓地です。とても立派なお墓です。これまで北栄町にお住まいでしたが、遠方にお引越しをすることになり、お寺様の永代供養にご遺骨を改装し、お墓は解体することにされました。お客様も立会いのもと閉眼供養をしていただき、最後のお参りのあと、工事に入らせていただきました。今回はお墓を解体しながらご遺骨を取り出させていただき、一旦お寺様へお預けして、後日お客様もお越しになって永代供養へ納骨しました。

 

工事の手順としては、お墓本体を取り外して外柵や基礎コンクリートもすべてとりはずします。お寺様のご指導のもと、土を埋め戻して完了です。周りをきれいにお掃除して、お写真もきちんと収めておきます。

 

3件目

こちらも同時期にお墓じまいをされたケースです。地元にはすでにお住まいではないため、お参りのためにこちらに通われていましたが、それもなかなか立ち行かなくなってきたので、お骨をお住まいの近くに移動され、改葬されることになりました。昭和30年から40年ごろに建てられたお墓で、地元で採れる小田石(こだいし)が使われています。地元ならではの昔ながらのお墓です。

お見積りを差し上げて工事の日程が決まると、お客様も立会いのもとお経を上げていただいて、工事に入りました。一番上の棹石から、その下の台座を順に取り外していきました。

 

順に取り外しを進めて、一番下の芝台を残した状態になりました。中央が納骨スペースで、お骨壺が安置されています。納骨室の内側を見ても、昔ながらのゴツゴツした手加工の様子がうかがえます。今回は古いお墓でしたので、お墓を解体してからご遺骨を取り出しました。お客様にはご遺骨の取り出しができる頃合いをお伝えしており、ここまで取り外したところで立会いのもとご一緒に取り出しを行いました。取り出したご遺骨は、お客様が改葬先までお持ちになりました。

 

すべて取り外して更地に戻し、お墓じまい工事が完了しました。お客様は、工事が終わった後もこちらにお越しになる機会があり、現地を見ていただいてご報告も完了しました。

今回は、北栄町にあるお墓のお墓じまい工事をご紹介しました。お墓じまいを考えられた理由を伺うと、どなたもお墓を大切に思い、これまでなんとか守ってこられたものの、今後はどうしても守っていくのが難しいという厳しい状況があり、それは仕方ないなと感じる理由ばかりです。当社では、もし遠方でお越しになるのが難しい場合でもできる限りのサポートをさせていただいていますし、必要であれば改葬先のご相談も承っています。「ずっと気になっている」という方も、安心してご相談いただければと思います。