倉吉市、北栄町、琴浦町をはじめ、鳥取県中部にてお墓・石材のお仕事をさせていただいております景山石材です。今回は、日野郡日野町から倉吉市西倉吉へ、お墓の移設をした様子をご紹介いたします。

 

日野郡日野町から倉吉市西倉吉への移設

 

お墓の移設のご相談です。お住まいは倉吉市で、車で1時間半ほどの日野郡日野町にお墓をお持ちということでした。お参りに行くにも時間がかかるということで、お住まい近くの集落の墓地に移設されることになったそうです。

 

こちらが日野町の墓地です。お客様とご一緒に伺いました。このあたりは山の途中の道沿いにこうしたお墓がいくつもありますので、案内していただかないとたどり着くのが難しかったかもしれません。横に長い墓地に、たくさんのお墓が並んでいます。

 

こちらは代々墓です。棹石の頭の部分は丸く加工してあります。「米子型」といって、鳥取県西部でよく見られる形です。同じ鳥取県のお墓でも、東部・中部・西部でそれぞれ違いがあり、大きさなども多少違いがあります。

 

代々墓の向かって左には、こうした少し古いお墓が2基並んでいました。すべてのお墓を写真に収め、確認していきます。

 

灯篭も1本ありました。こちらも移設を希望され、これと同じような形で対になる灯篭を新しく作ることになりました。

たくさんお墓がありましたが、お客様のご希望は、すべてのお墓のご遺骨などを確認した上で、代々墓をメインでお祀りし、古いお墓も持って行って残しておきたいということでした。確保されていた移設先の墓地はこれまでよりコンパクトなので、まとめてすっきりした形での移設をご希望でした。

 

こちらは移設先の西倉吉の墓地です。集落の墓地で、お客様がご自分で求められていました。ご自宅から歩いて10分ほどの、本当にお参りに便利な墓地です! すでにコンクリートの基礎があり、こちらへお墓を設置していきます。

まずは、コンクリートを切って納骨するための穴を設けます。その際基礎の状態を確認すると、古いお墓の設置には問題ないものの、一番大きな代々墓を設置するには少し強度が足りないようでしたので、必要な部分だけ再度基礎を施工し直しました。その間、移設元で取り外した古いお墓は一旦工場へ持ち帰ってきれいに洗浄します。外柵の延べ石を設置し、基礎の養生が済んだらお墓の据え付けを行って完成です。

 

移設工事完了です!

 

中央に代々墓、その奥に古いお墓を設置しました。右手には墓誌を新設しました。可能な限り調べて分かったものを記録として残しています。灯篭は、左がもともとも移設してきたもの、右が新しく追加したものです。寸法やデザインなどできる限り同じ形で揃え、一対の灯篭として設置しました。

後ろの古いお墓は、棹石とその下の台石まで一緒に移設しました。直接下に置かないようにしたいというお客様のご希望です。洗浄作業できれいにしたお墓は、水鉢前面の家紋の色入れなどもし直しました。

 

階段部分は貼り石をして初段に厚みを持たせ、上りやすいよう高さ調整をしています。

お客様は、お車で1時間半くらいの場所から歩いて10分くらいの近距離にお墓を移設され、「やっぱりお参りしやすいところが一番だね!」と喜んでいらっしゃいました。

お墓の移設を検討されている方は多いと思います。昔からのお墓が山の上にあったり、ご高齢になって遠方までお参りに行くのが大変になったり、ご事情は様々です。当店でも、同じような理由での移設のご相談はよくいただきます。その際、お墓をまとめて新しいお墓にすることももちろん可能ですが、当店では、「ご先祖様からのお墓を残したい」というご希望にできる限り寄り添って、叶えられるように努めています。お墓の状態や、移設先の墓地の状況や広さによっては難しいこともあるかもしれませんが、お墓を思うお客様のお気持ちは大切にしたいと思っています。

また、今回のお客様のように、「住まい近くの墓地にお墓を移設したい」と思っておられる方も多いのではないでしょうか? 近くにお墓があることは安心でもありますし、より気軽にお参りに行くことができます。お声かけ頂ければ、候補となる可能性のある墓地を探してお伝えすることもできますので、どうぞお気軽にご相談ください^^