鳥取県中部地震の際のお墓の復旧工事のようす。鳥取県倉吉市にて

倉吉市、北栄町、琴浦町をはじめ、鳥取県中部にてお墓・石材のお仕事をさせていただいております景山石材です。今回は、鳥取県倉吉市にて、地震でずれてしまったお墓の復旧工事を行った際の様子をご紹介いたします。

 

【鳥取県倉吉市 地震復旧(2016年)】

 

2016年の鳥取県中部地震の際に、揺れで被害を受けたお墓の修理をさせていただきました。今から5年前になります。お客様から「お墓が倒れてしまった」というご連絡をいただいて、早速お墓へ向かいました。

 

当時は、倉吉市や湯梨浜町・北栄町など、鳥取県中部で最大震度6弱を観測しました。お墓のあるこのあたりは揺れも大きかったため被害も大きく、現地では棹石が吹っ飛んでしまっているような状態のお墓もありました。ご連絡をいただいたお墓は倒れてはいなかったものの、石がずれている状態でした。

 

印のように、下台の一部が大きな揺れでずれて開いてしまっています。確認したところ一番下の四ツ石は問題なかったので、それ以外の石を一旦取り外して据え直します。

今のように墓石用の耐震ボンドのようなものはなかった昔のお墓は、石の上に乗せているだけのものもあり、もちろん大きく揺れると簡単に倒れてしまいます。また、セメントを水で溶かしたもので石と石を固定したお墓もありますが、他の大きな地震が起こった地域での例も鑑みると、セメントでの固定ではやはり強度が不足することが分かっています。私どもでは割合早い段階から耐震ボンドを使用していましたが、やはりそれ以前のお墓は揺れで棹石が倒れてしまっているものもたくさんありましたし、この地域のお墓は今回のお墓と同じように、下台が三つの部材を組み合わせているものが多いので、揺れに対してはそこが弱点となっているようでした。

 

復旧完了です! 手順としては、一旦棹石や上台、ずれている中台までをすべて取り外し、分解してお掃除をしてきれいにします。ひとつひとつ耐震ボンドを使用して据え直しを行い、復旧工事が完了しました。

現在では、頻発する地震にも強いお墓作りが行われるようになっています。弊社でも、棹石と台石を貫通する、太さのあるステンレス製免震棒を使用したり、石と石の接着面には耐震ボンドを十分に使用したりして工事を行っています。高さを抑えているので比較的揺れに強いといわれる洋型墓でも同様です。自然相手のことなので絶対ということは残念ながらありませんが、年々進化する施工技術を採り入れながら可能な限りの地震対策をしておくことは、将来的にもとても重要です。新規で建立をお考えの方はもちろん、既存のお墓の耐震化についてご興味のある方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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